ケーキやデザート作りでおなじみの“生クリーム”と“ホイップクリーム”。
見た目はそっくりでも、実は原料・風味・使い方まで大きく違います。

この記事では、「生クリームとホイップクリームの違いって何?」という基本から、味・価格・安全性・使い分け方まで、やさしく解説していきます。
目次
生クリームとホイップクリームの違いとは?
まず一番の違いは原料です。
種類 | 主な原料 | 製品表示 | 特徴 |
---|---|---|---|
生クリーム | 乳脂肪のみ(牛乳由来) | 「クリーム(乳成分を含む)」 | 濃厚で自然なミルクの風味 |
ホイップクリーム | 植物性油脂+乳化剤・香料など | 「乳等を主要原料とする食品」 | 軽くあっさり、価格が安い |
- 生クリーム:乳脂肪分18%以上と定められており、完全に動物性
- ホイップクリーム:植物油(パーム油など)+乳成分や添加物をブレンドして再現
味と食感の違い
- 生クリーム:コクが深く、口どけもなめらか。後味にミルクの甘さ
- ホイップクリーム:軽くてスッと溶けるが、香料などの風味がやや人工的
添加物や安全性の違い
ホイップクリームには以下のような添加物が含まれることがあります:
- 乳化剤
- 安定剤(増粘多糖類など)
- 香料(バニラ風味など)
- 食用色素(商品による)
「危険」というほどではありませんが、素材のシンプルさ=安心感という点では生クリームに軍配が上がります。
コストと使い分けのポイント
💰 価格の違い
- 生クリーム(動物性)は100mlで200円前後
- ホイップクリーム(植物性)は半額以下の商品も多い
🧁 向いている用途
シーン | おすすめ |
---|---|
本格的なお菓子作り | 生クリーム(自然な風味) |
トッピングやデコレーション | ホイップクリーム(泡立ちやすく分離しにくい) |
料理(グラタン・シチューなど) | 無糖の生クリームが無難 |
市販ホイップを使うときの注意点
スーパーなどで販売されているホイップクリームには、
・香料(バニラ)
があらかじめ添加されている場合が多く、料理には不向きです。
私は昔、バニラ風味のカルボナーラを作ってしまったことがあります。違和感あるけど食べられる…
料理や甘さ控えめのデザートに使う場合は、「無香料」タイプを選びましょう。
まとめ:違いを知って使い分けよう!
- 生クリームは乳脂肪100%のナチュラルな風味
- ホイップクリームは植物性油脂ベースで価格・安定性に優れる
- 香りや味がついている製品もあるため、成分表示をチェック
どちらにもメリットがあるので、予算・目的・風味の好みで使い分けるのがおすすめです。