美味しいだけじゃなく栄養もたっぷりな椎茸。
中でも注目なのがビタミンD。
でも実は、売られている椎茸・干し椎茸すべてにビタミンDが含まれているわけではないんです。
なんで?と思った方、ぜひこの記事を読んでみてください。
「干すだけ」で椎茸の栄養が劇的に変わる理由を解説します!
椎茸でビタミンDが多いのは太陽にあたったものだけ

https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907039031805477
椎茸には「エルゴステロール(ergosterol)」という成分が含まれています。これは「プロビタミンD2」と呼ばれるもので、紫外線を浴びることでビタミンD2に変化します。
つまり
紫外線に当てないと、椎茸にビタミンDは生まれないということ。
屋内栽培された生椎茸や、機械で熱風乾燥された干し椎茸にはビタミンDがほとんど含まれていないことがあるんです。
あとから日光に当てれば大丈夫
でもご安心を。買ってきた屋内栽培の椎茸でも、機械で乾燥された干し椎茸でも、
自分で天日干しすれば、ちゃんとビタミンDが増えます。
ビタミンDってそもそも何にいいの?

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける栄養素で、骨や歯の健康に欠かせません。
不足すると、骨粗しょう症や免疫力の低下が起こることも。
現代人は日光を浴びる時間が減っていて、実に日本人の98%がビタミンDが不足していることが調査によりわかっています。(※参考:The Journal of Nutrition Volume 153, Issue 4)。
そんなときに、天日干し椎茸は頼もしい味方になってくれます。
干すことで「旨味」もアップ!グアニル酸が出やすくなる

椎茸を干すと、実は味もパワーアップ。
乾燥によって細胞膜が壊れ、グアニル酸という旨味成分が出やすくなるため、料理に深いコクが出ます。和食の出汁や煮物にぴったりなのはこのため。
他の野菜と違って、「干す=栄養アップ」が起こるのがすごい

多くの野菜や果物は、天日干しするとビタミンKや葉酸などが光で壊れてしまうことがあります。
でも椎茸は違います。
紫外線を浴びることでむしろビタミンDが増える、とても珍しい例なんです。
天日干しのやり方:コツは「スライスして竹ざるに」
家庭で天日干しするのは意外と簡単です。以下の手順でやってみてください。
椎茸の天日干しの手順
傘と軸を分けて、5mm程度が◎

このような短時間干しならそのまま調理に使えます。
完全に乾燥するまで数日干すと保存食になります。
すでに乾燥しているものであれば、太陽光に当てるだけで大丈夫です。
まとめ:椎茸は「干す」が最強
- 天日干しでビタミンDがぐんと増える
- 旨味成分「グアニル酸」も増えて味もUP
- 他の野菜にはない、珍しい“栄養アップ食材”
いつもの椎茸、ひと手間かけて天日干しにしてみませんか?
ご家庭でも気軽にできる栄養&旨味アップ術、ぜひお試しを!
✅参考資料:
- 農林水産省「しいたけの機能性」:https://www.maff.go.jp/
- 日本食品標準成分表(八訂)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット|https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/


